通信販売のヒット商品

通信販売は便利な商品販売方法ですが、実際の店舗による小売とはヒットする商品の内容に少し差があることが前々から言われています。通信販売が日本で一般的に定着するようになったのは1990年代になってからとされていますが、これまでどのようなヒット商品があったのでしょうか。
1950年~60年代頃の通信販売の黎明期においては、通販の主力商品となっていたのはレコードや通信教育、美容・健康器具などでした。健康器具は今も昔も通信販売に強い商品と言われており、過去のヒット商品を見ると70年代の日本ヘルスメーカー(現在のカタログハウス)の「ルームランナー」という社会現象にまでなった大ヒットを生んでいます。
その後やがてマス媒体と呼ばれる広告メディアが一般化してきたことにより、通信販売の市場は大きく拡大していきました。ヒットする商品も、1980年代ではセシールの女性下着や、ソニー・ファミリークラブのヘンケル包丁、1990年代に入るとエスシー・カードビジネスの京の和菓子頒布会や、ニッセンの羽根布団7点セット、リッカーのエアロバイクなどが主な売れ筋になってきています。
現在においては各社から販売されている「青汁」といった健康食品系が大きな人気を集めてきています。現在のヒット商品の特徴としては、多くのリピーター(繰り返し購入してくれる人)を獲得した商品が多くなっているようです。また、通信販売が一般化するにつれ、数々の法的規制も行われるようになってきました。